畳のお手入れ方法

現代の住宅は気密性が高くなり、共働きの家庭が増加した結果、畳床の含水率が高くなり、ダニの発生の原因となっていることは周知のことと思います。
ダニの生育条件は高温（20〜30度）で多湿（60〜80％）の環境下において、しかも、エサ（カビ・フケ等）産卵場所の条件が揃うことによってダニの大量発生の危険性が出てきます。
これを防ぐには何より、風通しを良くすることが大切です。

注意と予防法

?年に1〜2回、晴れた日に畳を少し持ち上げ、下にビールびんや空缶などをはさんで風を通す。
?畳の上にじゅうたんやカーペットを敷かない。
?水気の多いぞうきん掛けはしない。

?晴れた日には窓を開け放して室内を乾燥させる。
?梅雨時や夏には除湿機で湿気をとる。
?台所の調理の湿気や浴室の湯気を他の部屋に入れない。
?掃除をマメにする。
?加湿器を過剰に使用しない。

長持ちさせるには？

?直射日光を防ぐ
?ホットカーペットによる乾燥しすぎに注意する。

?掃除機は静かにゆっくり同じ部分を何度か往復させる。
?畳表は2〜3年で裏返し、4〜5年で表替えをする。

しみや汚れの処理方法

?畳にカビが生えてしまった時
処理法：消毒用アルコールを布にしみこませふき取る。
?インクをこぼした時
処理法：牛乳で湿らせてふき取る。または、レモン汁で湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍にうすめた液でふく。
?醤油をこぼした時
処理法：小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉末にすいとらせ処理する。
?フェルトペンでしみを付けた時
処理法：油性のものはマニキュアの除光液で拭きとる。
?クレヨンでしみをつけた時
処理法：クレンザーをふりかけ、ブラシでこすり、紙を拭きとる。
?石油・尿をこぼした時
処理法：粉末の潜在、クレンザー、塩、小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけて、充分液体を吸い取らせ掃きすてる。
その後かたく絞った布で何度も拭く。
?畳表に家具の跡が付いた時
処理法：凹んだ箇所に霧を吹き、その上に湿ったタ　オルをのせアイロンを当てる。

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